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「居酒屋開業:<飲食店営業許可>換気扇フードの選び方と取り付け方」

換気扇 こんにちは、飲食店開業サポート@山梨です。

飲食店の厨房工事で、必ず取り付けるものに換気扇があります。

この換気扇を覆うフードの形状や設置方法にも保健所の規定があり、これを満たさないと営業許可はおりません。

今回は保健所の運用規定の中から、換気扇フードの選び方と取り付け方について解説します。

なお、山梨県外では基準が異なる可能性がありますので、詳しくは管轄の保健所へご確認ください。

条例による規定

 山梨県食品衛生法施行条例の中で、換気扇フードに関係する規定は以下のとおりです。

<山梨県食品衛生法施行条例 別表第三>

    (共通基準)

  • 作業場の天井は、清掃が容易で、じんあいの落下しない構造であること。

「じんあい」とはホコリなどのことを指します。
「作業場の天井」とは天井などの建物構造物だけでなく、換気扇フードなどの什器類も含まれます。

条文を分かりやすく言えば、「ホコリが溜まる構造物があると許可しません」ということになります。

保健所ではこの条文を非常に重要視しているため、ホコリが溜まると見なされれば一発でアウトです。

許可される換気扇フード

許可される換気扇フード 保健所が許可する換気扇フードの形状と取り付け方は、写真のように「箱型で天井直付け」のものです。天井との間に、隙間が無いことに注目してください。

このようなフードであればホコリ溜まりが生じないため、許可基準に適合していると判定されます。

許可されない換気扇フード

許可されない換気扇フードの形状 一方で、よくある家庭用の換気扇フードは認められない可能性があります。

写真のフードでは、ひさし状の部分(赤矢印部分)にホコリが溜まるとみなされ、保健所の施設確認検査でアウトです。

また、例え箱型フードであったとしても、天井との間に隙間があると認められませんので、設置方法にも注意が必要です。

まとめ

 いかがだったでしょうか、今回は保健所の運用規定の中から、換気扇フードの選び方と取り付け方について解説しました。

業務用の換気扇フードは非常に高価で、ちょっとしたサイズでも20万円は下りません。間違ったフード選びで無駄にしないよう、また誤った設置方法で再工事など無いようご注意ください。

以上、飲食店営業許可を取得するうえで参考になれば幸いです。

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