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「カレーハウス開業:<飲食店営業許可>古民家を使用する際の注意点(その2)」

古民家_囲炉裏 こんにちは、飲食店開業サポート@山梨です。

「古民家でカレーハウスを開きたい」
近年古民家の佇まいをコンセプトとする飲食店が増えており、TV,雑誌等のメディアでも多く取り上げられています。

しかし保健所の飲食店営業許可をとるうえで、古民家特有の注意点があるのをご存じでしょうか。

古民家で飲食店開業をお考えの方必見!
今回は、古民家で飲食店営業許可を取る際の注意点(その2)について解説します。

なお、山梨県外では基準が異なる可能性がありますので、詳しくは管轄の保健所へご確認ください。

条例による規定

 山梨県食品衛生法施行条例の中で、特に注意すべき規定は以下のとおりです。

<山梨県食品衛生法施行条例 別表第三>

    (共通基準)

  • 作業場の内壁は、隙間がなく、床面から少なくとも一メートルの高さまでは耐水性材料又は厚板で腰張りをし、平滑で清掃が容易な構造であること。

この条文も作業場からホコリ等の異物を排除し、衛生的な環境を保つことが目的です。

古民家特有の建物構造

古民家に多く見られる土壁造り 古民家に多く見られる特徴として、土壁の存在があげられます。

土壁は経年変化で脆くなり、表面が剥落し目に見えない土埃が生じます。

作業場上方の「ホコリが溜まるむき出しの構造物」と同様、土壁は保健所で認めない可能性が大きいと言えます。

土壁では、床面から一メートルの高さまで耐水性材料又は厚板で腰張りをしても、営業許可の取得は難しいかもしれません。

ではどのように対処するのか

 作業場(厨房)の壁一面を厚板張りとするのも手ではありますが、多額の工事費用がかかるでしょう。

最近は「和風クロス」も数多く出回っていますので、耐水性のあるクロス張りが安価であると考えられます。(クロス張りの施工可否は、土壁の劣化状況により異なるため、詳しくは工務店へお問合せください。)

まとめ

 いかがだったでしょうか、今回は古民家で飲食店営業許可を取る際の注意点(その2)について解説しました。

このように、古民家の風情を残したまま飲食店営業許可を取るには、いくつかの注意点があります。

以上、飲食店営業許可を取得するうえで参考になれば幸いです。

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